空前の仏像ブーム!
ここ数年、20代、30代といった若年層を中心に仏像ファンが、増えてきている。
美少年のような表情で全国のファンを魅了し、“仏像ブーム”を作り出した仏像界の“トップアイドル”国宝 阿修羅像、特に若い女性のファンが多い、彼女たちを「仏像ガール」と呼ぶらしい。
彼女(仏像ガール)たちは、仏像を「考えず、感じることが大切!」だと言っている。
国宝、重文級の仏像はほんとに素晴らしいのは確かです。
若い女性に限らず、人々を圧倒させるオーラを感じさせ、その神秘性には惹きつけられてしまう。
『平城遷都1300年祭が本格稼働した奈良には、仏像好きの女性が詰めかけていてびっくりする』というメディアの報道もよく耳にした。
パワースポットに人々が集まるように、やはり、癒やしとか、自分に今ない力を求めている心の反映が、仏像ブームなのかもしれない。
仏像とは?
もともとは仏教を始めた釈迦の姿のことです。
今から約2500百年前,釈迦はさまざまな修行ののち,悟りを開いてブッダになりました。ブッダとは「悟りを開いた人」という意味です。
中国で,「ブッダ」を当時の中国語に訳さず,「ブッダ」という音を「仏陀」という漢字に写したのです。この「仏陀」が省略されて「仏(ぶつ,ほとけ)」という言葉になりました。
ですから「仏像」とは,「ほとけの像」のことで,狭い意味では悟りを開いた釈迦のことになるのですが、大乗仏教の発達とともに、弥勒仏、阿弥陀如来などのさまざまな「仏」の像が造られるようになりました。
仏像の材質
針葉樹(ヒノキ系)は、木肌が均質できめ細かく、柔らかな絹糸光沢をもち、白木のままで美しい。
木目が実直で導管が無いため木肌が均一である。特にヒノキは、靭り強くかつ軟らかで、切削面は光沢を持ち彫刻材に適している。桧が人気な理由は、人間の体を癒してくれる特別な香りがします。仏像の素材として、桧は人気な材質一種で、日本でも多く用いられている。